神棚にお供えする榊の意味、交換や処分方法、正しく知ってますか?

榊という漢字に注目してみると、
木と神を合わせています。
榊は神道において、
神と深い関わりのある樹木ということです。

地方によっては榊以外の植物を神棚に飾る風習があります。
榊は温暖な地域でないと生育しないため、樫や松で代用します。
椿やさざんかを榊と呼ぶ地域もあります。

神棚にお供えする榊にはどんな意味があるのか

神棚に榊をお供えする理由は、
「榊」という漢字は象形文字の一つで、
左から大地を覆う木、神に捧げる台、雷を表しています。

榊は神様が降り立つ依り代としての役割もあるそうです。
神聖な植物とされた榊の枝葉は、
神事や神棚にも必要となるのです。

榊はツバキ科の植物で、
日本では茨城県や石川県よりも西側に広く分布し、
四国や九州で多く見られます。
楕円形の葉が枝から交互に出ており、
その表面は光沢があって、葉先はとがっています。
6月頃には小さな花をつけ、
11月頃になると小さくて黒い実をつけます。

神棚には、榊立てを入れた榊を一対用意して、
神棚の左右に置きましょう。
真榊とは、五色(緑、黄、赤、白、青)五色絹と、
三種の神器を付けた「のぼり」の先に、
榊を立てた祭具の一つで、神棚や祭壇の左右に立てます。
向かって右に鏡と勾玉をかけたもの、
左に刀を掛けたものを配置します。

神棚にお供えする榊はいつ交換したらいいか

神棚にお供えしている榊は、最低でも月二回、
1日と15日に交換しましょう。

なぜ1日と15日かというと、
神社ではこの日に国家安泰や、神恩感謝を祈る、
月次祭(つきなみのまつり)という祭礼を行います。
それに倣って、神棚でもお供えものなどを新しくする習わしです。

榊を長く保つためには、榊立ての水を毎日取り換えて、
中を良く洗って綺麗にしておくと良いでしょう。
菌の繁殖もありますから、衛生面でも毎日交換するのが良いです。

神棚に榊を飾っていると、
向かって右側だけが枯れてしまうことがあります。
右の榊には、その土地の氏神様がお祀りされていて、
それが枯れてしまうということは、
別に不吉なことではなく、
氏神様が守ってくださってるということだそうです。

ご家庭や職場で、右側の榊が枯れていたら、
氏神様に感謝して拝礼をしましょう。

神棚にお供えする榊は交換したらどう処分すべきか

神棚の榊が枯れてしまったら、
神様に対しても、見た目もあまりよろしくないので、
出来るだけすぐに新しいものに替えてください。

枯れた榊は神社でお焚きあげをお願いするか、
塩で清めて感謝を述べて、可燃ごみで処分しましょう。
神社にお願いしてお清め、お焚き上げをしてもらうのが
手厚いですが、自分でお清めしておけば、
一般ごみとしてすてても問題ありません。

まとめ

神棚にお供えする榊の意味、交換や処分について、
ご紹介しましたがいかがでしたか?

榊は古来より神様が宿るとされてきた大切なお供え物です。
普段から神棚の榊を気にかけて
榊が枯れていないかを確認し、
家族が無事に過ごせるために神様に感謝して、
米、水、塩を毎日お供えしましょう。

毎月1日と15日には新しい榊に交換するようにしましょうね。

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