海の満潮、干潮はなぜ起きる? 潮汐表をみて釣りや海水浴を楽しもう!

幼い頃、なんで海の水位は増えたり減ったりするのか。
疑問に思ったこと、一度はありますよね?
大人に聞くと、月が関係していると教えられたこと
なんとなく覚えています。

どうして満潮と干潮が起きるのか?
月とはどんな関係があるのか。
知ってると、海が一段と楽しくなりますよ!

満潮や干潮の原理とは?
正しく知って海のレジャーを安全に楽しもう!

満潮や干潮になるのには
ちゃんとした仕組みがあります。

1日に2回、海の水位が高くなったり、低くなったりします。
これが海の満ち引きで、高くなるのを満潮、低くなるのを干潮、
といいます。
おもに月の引力によって起こります。

月に面した海はいつも満ち潮で、その反対側も満ち潮です。
月は地球の周りを24時間50分かけて回っています。
海面はこの動きに合わせて、およそ12時間25分で
満潮から満潮へ、または干潮から干潮へ高さが変わっていきます。

海の満ち引きは、波の高さにももちろん関係していきます。
海の代表的なレジャーといえば…
真夏の海水浴やシュノーケリング。

干潮時には、水位が低くなって沖合の岩やサンゴ等に波があたり
陸に近い海辺の水流は穏やかになります。

その一方で、満潮時には、岩等よりも水位が高くなって、
波が岸につく前に弱くならないので、
海辺は波の影響を直接受けやすくなります。

そして、
満潮から干潮へ変わるのを、「潮どまり」といって、
この時に潮の動きが止まり、海が穏やかになります。
シュノーケリングをする際は、この時間帯がオススメです。
海水浴をするときは、干潮時の方が比較的安全といえます。

あと、釣りも海のレジャーの代表選手の一人ですね。
釣りも海の水位の変化によって、魚の行動も変わってきます。

満潮になれば大物の魚も岸に寄ってくるため、
堤防釣りでも多くの魚が狙えるチャンスとよく言われます。
でも、満潮時でも水温が低いと、魚の活動も弱まり、
釣れないこともあります。

それだけでなく日の出や日の入りも関係してきます。

干潮時でもメバルなどの根魚は釣れやすいです。
このように釣りも満潮や干潮で釣れる魚も変わってきますし、
時間帯、潮の流れで釣れる魚が変わってきます。

満潮・干潮カレンダーの調べ方!

まず、簡単に満潮と干潮の時間がわかる方法です。
満潮から満潮へ約12時間25分あり、干潮の時刻は毎日
50分ほど遅れていきます。
そうすると例えば今日の干潮が10時だったとしたら、
次の日の干潮は10時50分ということになります。
これを頭に入れとくだけでも違います。

では、潮汐表を見るポイントを挙げましょう!

①日時/曜日
名前の通り日付や時間、そして曜日をチェックします。

②旧暦
現在では太陽の動きをもとにした太陽暦が使われていますが、
以前は月と地球の動きをもとにした「旧暦」が使われていました。

旧暦は1ヶ月29.5日になっているので、今とずれが生じています。
これは覚えておきましょう!

③潮
新月、半月(下弦)、満月、半月(上弦)を表しています。

④満潮時間と干潮時間
細かい時間がのっています。
当日の時間を見てみましょう。

⑤潮高について
基準となる港などの1番水面の低い干潮時を
基準にしているようです。
海図の水深と潮高をプラスすると
その場所の水深がわかるらしいですが、
あまり活用する機会はなさそうです。

これらを知っておけば、満潮と干潮を簡単に調べられますよ。

まとめ

海のレジャーを楽しむためには、
このような基礎知識を身につけておくことが大事です!

何も知らず海に行ってしまうと、
危険な事故につながりかねません。

一見難しそうに感じるのですが、
こうやってみてみると簡単にわかります。
今回説明したことは、どこの海でも基本的には大丈夫です。
釣りなどに行ったとしても、この知識があれば
かっこいいですよね!

良い海を安全に楽しむため、しっかりと干潮の時間を
把握しておきましょう!