結婚式での鏡開きの意味が素敵だった! 掛け声は何がいいの?

鏡開きといえば、
皆さんも目にしたことはあると思います。

お正月にテレビを見ていると、
女性芸能人は綺麗な着物を、
男性芸能人は紋付袴を身に纏って
何やら樽酒を木づちで叩き割っていますよね。

その中に入っている清酒、つまり日本酒を飲む。
あれが鏡開きというものです。

知っている人は知っているかと思いますが、
結婚式の場でも行われています。

結婚式に参列したことのある人は
目にしたこともあるのではないでしょうか?

では鏡開きをする意味はご存知ですか?
意外と知られていないのですが、
素敵な意味があるんですよ。

鏡開きの素敵な意味!

そもそも鏡開きは、
祝賀会などのおめでたいイベントでは
定番の余興とされているもの。

日本の武家から発祥した「運を開く」
という意味が込められた神事です。

そこから、
結婚式の余興としても取り入れられるようになりました。

お酒を飲むことが前提の場ともなるので
親和性が高いと言えるでしょう。

結婚式で行う鏡開きは、
「これからの二人の幸せな未来を切り開く」
という意味が込められているんです。

樽酒のフタに限らず、
平らで丸い形をしているもののことを「鏡」と呼んでいたそうです。

鏡に見立てたもの木づちで割る…
「割る」と聞くとイメージが悪いと思う人もいるかと思います。

「割る」という言葉は縁起がよくないことから
「開く」という言葉を用いて鏡開きというようになったのです。

「鏡」は円満を、
「開く」は末広がりを表していることから、
結婚式の場でも行われるようになったのです。

鏡開きの正しいやり方と準備方法をおさえよう!

では、結婚式で行う鏡開きの正しいやり方とは…

基本的には、
司会者の誘導で掛け声がかかり、
新郎・新婦が樽のフタを割ります。

無事にフタ(鏡)が開いたら、
新郎・新婦が一合枡にお酒を入れていきます。

直接手渡しでゲストに配っていってもいいのですが、
飲まない人が多い場合や、ゲストの人数が多い場合は、
式場のスタッフが配って回ったほうがいいかもしれません。

準備については2つ方法があります。

まず一つ目が、本物の樽酒を用いて行う方法。
酒屋さんなどで販売されている樽酒を用意します。
この場合は、あらかじめ樽酒のフタを開けておく必要があります。
フタを開けるためには木づちやバールなどの工具を使います。
一度開けた樽酒のフタを揃えてのせておくことで綺麗に開けやすくなります。
これをしておかないと、いざ本番で叩いたときに上手く開かないので注意です!!

二つ目が、酒樽に清酒を入れて準備をして行く方法。
一つ目の方法は、工具が必要で、
一度開けておかなければいけないという手間もかかってしまいます。

ですので、酒樽と清酒を分けて準備をします。
こうすれば樽とフタが外れる状態になっているので、
そこに清酒を入れるだけでオッケーです。

結婚式の鏡開きでの掛け声は何がいいの?


先ほど、
基本的には司会者の誘導からの掛け声で
酒樽のフタを割ると書きましたが、
実際にはどのような掛け声があるのでしょうか?

代表的な掛け声とされるものには

代表的な掛け声とされるものには

「よいしょー、よいしょー」
「おめでとうございます」
「1、2のよいしょー」

というものがあります。

もっともタイミングが合わせやすく、
スムーズに行えるのは、
司会者が「せーの!!」と言い、
参加しているゲスト全員で「よいしょー」
という掛け声と同時にフタを叩くという方法でしょう。

ちなみに「よいしょー」の回数も、
1回だけのパターンと3回のパターンとがあります。

1回だけの場合は「せーの、よいしょ」、

3回の場合は「よいしょ、よいしょ、よいしょ」
と声を掛けるのですが、
最後の3回目のときに木づちを下ろしてフタを割ります。

新郎・新婦はもちろん、ゲストの人たちにも、
どっちの回数でいくのかを把握できたほうがいいでしょう。

どのような掛け声でいくかの打合せを
司会者としておくほうが、
タイミングを外さず、盛り上がるかと思います。
ゲストの人たちも声を出しやすいですよね。

まとめ

今では新郎・新婦だけでするのではなく、
両家の親御さんにも出てきてもらい、
一緒に鏡開きをすることもあります。

会場もより盛り上がることでしょう。
もし自分が掛け声を出すときは…
二人の門出をお祝いするわけですから、
恥ずかしがらず、
お腹の底から大きな声を出してお祝いしてあげましょう!!