ASD(旧アスペルガー)の大人の特徴を知っておこう!

ASD(旧アスペルガー)とは、
発達障害の1つの分類で、
社会性やコミュニケーションに困難をかかえる障害です。

診断基準は、
「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」、
の2つを満たす、と定められています。

生後2年以内に明らかになるそうです。
性差は男児において女児よりも4倍です。

現時点では脳機能の変異が原因とされています。
親の子育て能力は関係しないと判明しています。

ASD(旧アスペルガー)の大人に向いている仕事は
どういうものがあるか?

発達障害の方でASD傾向の強い人は、
定型業務への適性があることが多いそうです。
つまり、繰り返しコツコツ行う仕事が向いているようです。
変化が少なく、マニュアルがある仕事はフィットしやすいです。

経理、財務、法務、情報管理、コールセンター、
テクニカルサポートなど、
ルールやマニュアルがしっかりしている仕事
プログラマー、テスター、ネットワークエンジニア、
電化製品等の販売員、塾での問題作成など、
数字・論理や豊富な知識で対応できる仕事
⇒人の気分に左右されないのがいいみたいです。
CADオペレーター、工業デザイナー、設計士など、
視覚情報が重要である職種

ルールやマニュアルが決められたものがあれば、
それ通りにできることがASDの強みの1つです。
重要性の増す個人情報の管理などは向いているでしょう。

逆に、感覚が求められる仕事には向いていないようです。

ASD(旧アスペルガー)の大人への接し方は
どうすればいいの?

上手く付き合っていくには…
やはり特徴を理解することが大切です。

「察してほしい」はなかなか通用しません。
なので、こうだからこうしてほしい。と
明確に伝える必要があります。

どういう情景なのか、どんな気持ちなのか、
を説明することが彼らへのサポートになるでしょう。

同時に2つのことも出来ないので、
1つのことを話すなり
終えてから次のことを切り出していくといいです。

あとは、焦らせてはいけません。
的確にことを伝えたら、
自分のペースでやらせた方がいいと思います。

余裕を与えることも大事です。
行動力もあって、アイディアを出すことも得意ですが
やはり細かいところまで注意出来なかったり、
ミスをしてしまうので
間違いを防ぐ工夫を一緒に考えながらやっていくと
上手く付き合っていけるでしょう。

まとめ

ASDをちゃんと理解し、上手く付き合うことは
お互いそう簡単には出来ないことだとは思います。

でも、現在ASDの方もしっかり仕事をして自分の能力を
活かしてる方はたくさんいらっしゃいます。

焦らずゆっくり関係を築き、一緒に寄り添うことが
1番大事ですよね。

そして、周りの環境がとても大事で彼らの能力を
より引き出してあげられるように努力していきましょう。