プロパンガスと都市ガスの違いって?中身、危険度、料金など

毎日の生活に欠かせないものの一つにガスがあります。

オール電化住宅というのも一部にはありますが、
やはりガスの火力にはかないませんし、
電気が泊まると家の全ての機能がストップするリスクは
取りにくいです。

そんな身近なガスですが、
プロパンガスと都市ガスがありますよね。
今日は両社の違いについて調べてみました。

プロパンガスと都市ガスの主な違い
料金水準と安全面

料金水準

まず、プロパンガスと都市ガスの料金水準ですが、
1.1倍から2.23倍ほど、プロパンガスの方が高めです。

料金面を考えるなら、断然都市ガスの方がお得です!

都市ガスは、人件費が抑えられる点もあって、
料金がプロパンガスより安くて済みます。

地域ごとに配管を通して供給される都市ガスは、
配管が破損したりしない限り、ガスの供給は永続的に続きますので、
人件費がほとんどかからず、そのため、低コストで済みます。

メンテナンスの点からも、
プロパンガスは、ボンベ内のガスが空になると、
交換する必要があり、
ボンベの定期的な交換や定期点検などを行う人を雇うため、
人手がかかります。

従って、必然的に人件費が上乗せされますので、
プロパンガスの使用料はどうしても高くなってしまうのです。

安全面

経済産業省のデータによると、平成25年までになりますが、
ともに消費者段階での事故件数で
年間200件~300件前後の推移になっていて、
都市ガスの方が件数の多い年が多いです。

都市ガスは空気より軽いので、漏れた場合に天井付近にたまり、
プロパンガスは空気より重いので下の床の方にたまります。
床に近い方がガス漏れに早く気付く可能性が高いので、
プロパンガスの件数が少なくなる傾向があるかもしれません。

ただ、最近はガス栓の構造が改良されてきていて、
件数自体が減ってきているそうなので、
特にどちらかの危険性が高いとは言えないようです。

プロパンガスと都市ガスの特徴を比較!

プロパンガスと都市ガスの特徴を比較すると、
他にも多岐にわたって違いがあることがわかります。

ガスそのものの成分や、発熱量、コスト等において、
特徴が分かれますので、
どちらを選ぶか検討する場合は、
よく比較しながら選ばれるとよいでしょう。

まず、都市ガスは公共料金で、
プロパンガスは自由料金、ということです。

都市ガス事業者といえば、
東京ガス、大阪ガスなどの大手ガス会社を筆頭に、
およそ200社程度の事業者が存在します。

都市ガスは、公共料金なので、
事業者が勝手に料金設定をしたり、変更したり
といったことはできません。

その結果、料金体系が、
プロパンガスに比べてシンプルで理解しやすいのが
都市ガスの特徴です。

プロパンガスの方は、
全国に会社が2万社ほどあるといわれていますし、
元売り、卸問屋、小売り、という風に、
販売スタイルも色々です。

商店レベルの販売店まで合わせると、
その数は正確に掴めないほどです。

料金体系は、自由料金となっており、
法律上の適正価格とかガイドラインなど存在せず、
ガス会社本体の裁量に委ねられている、
というのが特徴になります。

従って、同じ会社のガスを使っていても、
契約の時期や、担当者の違いによって
その値段にも違いが生じるということも、
珍しいことではないようです。

プロパンガスを選ぶときは、
複数の会社でよく比較検討する必要がありそうですね。

プロパンガスのボンベのサイズや重量は?
どのくらいの頻度で交換するの?

プロパンガスのボンベのサイズと重量の関係ですが、
大きいサイズ順に、7000Lで60kgのもの、
6000Lで50kgのもの、1500Lで15kgのもの、
500Lで7kgのもの、などがあります。
また、ボンベにより、ばらつきが多少あるようです。

ガスの種類で酸素、二酸化炭素といったボンぺの場合、
もっと小さいサイズのボンベになるようです。

ボンぺの交換頻度ですが、
1カ月ちょっとで1回を目安に交換するとよいそうですが、
交換の時、奥のボンベの出し入れがしやすいよう
設置場所の通路の幅が最低80㎝以上あることが望まれます。

まとめ

私の家はずっと都市ガスなので、
プロパンガスは使ったことがないですが、
ボンベがなくて日ごろ何も気にすることがなく、
便利ですね。

プロパンガスだと、ボンベが家の外に置かれているので、
業者がメンテナンスはしてくれるのでしょうが、
何かと費用がかかったりトラブルも起きるでしょう。

災害時は、都市ガスで地下のガス管が破裂、
プロパンガスのボンベが破損、
両方とも可能性はあってケースバイケースなので、
そこは気にしていません。

料金は都市ガスがプロパンガスより安いので、
私としては都市ガスのままで何の問題もありませんね…
この先もずっと都市ガスでしょう。

使用料(サービス料)として支払うプロパンガスより、
公共料金として支払う都市ガスの方が、
どことなく割安感があって安心なような気がします。