サンタクロースへの手紙に返事がもらえるの知ってる? 子どもに素敵なクリスマスをあげよう!!

もうすぐクリスマス!!

12月になると「サンタさん、何をくれるのかな?」と
子どもたちはソワソワし始めるはずです。

中にはサンタクロース宛にプレゼントのリクエストを書いて
手紙を書く子ども達も…

もし、そんな手紙にサンタクロースから返事がきたら、

子どもたちはどんな反応を見せてくれるのでしょうか?
素敵だと思いませんか?

実はそんなことが実際にできるんです。
さて、今回はそんな素敵な話についてご紹介していきましょう。

カナダのサンタクロースから
お返事をもらう方法とは?

日本から切手110円分だけで、カナダのサンタクロースから
無料で手紙の返事が届くのをご存知でしょうか?

残念ながらサンタクロースという人物は架空の人物であり、
実際にトナカイのソリの乗って世界中の子ども達全員に
プレゼントを配っているかというと、そうではありません。

子ども達には絶対に秘密ですが、
カナダではサンタクロースへの手紙を配達したり、
サンタクロースからの返事を代筆して届けてくれたりします。

それがカナダポストこと、カナダの郵便公社です。
人の手間がかかっているのでどうせ有料で…でしょ?
と思うかもしれません。

しかし、驚いたことに民間の有料サービスではなく、
郵便局が直接実施している無料のサービスなんです!!

サンタクロース宛に届いた全ての手紙に対して、
郵便局の職員さん達がサンタクロースの代わりに
一枚一枚、手書きで宛名を書き、
手書きメッセージを添えて届けてくれるのです。

さらにすごいのが、手紙の配達地域!!

カナダ国内に限らず、世界中どこでも、
サンタクロースの手紙を届けてくれるのです。

世界中のどこにいても、返信用の切手は不要!!
これだけではありませんよ。

世界中の30カ国以上の言葉に対応しており、
届いた手紙の言語に合わせて返事をしてくれるそうです。

ちなみに、日本から送る場合は
カナダまでの国際郵便の切手を貼り、
通常のエアメールとして送付するだけです。

日本に限らず、カナダ国外からであれば、
同様に国際郵便で送るだけで大丈夫です。

宛先は

Santa Claus
North Pole H0H 0H0
Canada

…となります。

住所の中にある「H0H 0H0」は、
カナダの郵便番号で、「0」は数字のゼロです。
これはサンタクロースの口癖の「HO HO HO〜」
からきているそうですよ!
住所にも意味があるなんて面白いですよね。

あとはサンタクロースからの返事がちゃんと届くように、
自分の住所、名前を書くのを忘れないようにしましょう。

一つ注意して欲しいのが、送るタイミングです。

基本的には届いた手紙全てに手書きで返事を書いて、
クリスマスまでに届けてくれるのですが、
手紙には到着期限があります。

例年12月10日前後とされていますが、
日本から送る場合、カナダまでの郵送日数が
1週間ほどかかるため、返送時間も考えると、
11月中までには投函しておいたほうがいいでしょう。
11月中に出したのにクリスマスまでに返事がこない!?

サンタクロースも一生懸命手紙を用意してくれているはず。
もしクリスマスを過ぎてしまっても、
落ち込まず、気長に待ってあげましょう。

サンタクロースの本場フィンランドから
お返事をもらう場合はどうするの?

サンタクロースの本場とされているのがフィンランドです。

ラップランドのフィンランド国内部分にあたるラッピ州に、
サンタクロース村というところがあります。

サンタクロースはその村から北へ300km離れた、
コルヴァトゥントゥリという山中で、
サンタクロースのお手伝いをする妖精トントゥと一緒に
住んでいると信じられています。

そんな素敵な場所には、「北極圏のサンタさんへ…」と、
世界中の子ども達から、フィンランドのサンタクロース宛に
毎年数十万枚もの手紙が届きます。

フィンランドのロバニエミに人々が、
「子ども達の夢を壊すわけにはいかない!!」と、
返事を書いていたのがきっかけとなり、
サンタクロース中央郵便局が開設されました。

毎年世界約150カ国から手紙が届くのですが、
その中でも日本の子ども達から届く手紙が一番多いそうです。

近年ではあまりに多くの手紙が届くため、
その全ての手紙に返事が出せなくなってきました。

そこで、「日本・フィンランドサンタクロース協会」が設立され、
日本中どこからでもフィンランドに住むサンタクロースと
手紙のやりとりができる、
「サンタさんからの手紙」が誕生しました!!

こちらは申し込みをすると、
クリスマスに「サンタさんからの手紙」が届きます。

そこにサンタクロース宛に手紙が書ける専用ハガキが入っています。

このハガキを使って返事を書いてくれた人全員に、
翌年8月中旬頃までに、フィンランドのサンタクロースから
サマーカードが届くというものです。

幼児向け・子ども、一般向け・英文の3種類から
選ぶことができ、費用は1,700円(税込)となります。

カナダのサンタクロースとは違って、
返事が翌年にくるので、
それを待つ楽しみもあります。

サンタクロースとの往復書簡が楽しめるのは、
この日本・フィンランドサンタクロース協会
独自の仕組みだそうですよ。

まとめ

大人が聞いてもワクワクするような話でしたね。
私も幼い時にサンタクロースへ手紙を書いたものです。
おそらくその手紙は両親が読み、ほっこりしていたことでしょう。

カナダやフィリピンを始め、「サンタクロースへの手紙」は、
ネットワークが普及した今でこそできることですよね。

いつしかサンタクロースを純粋に信じていた幼少期を経て、
本当はいないという現実を知り、
社会にもまれて大人になっていくものですが、
子ども達の夢を守ることも大人の仕事です。

あの頃の私がサンタクロースからの手紙を受け取ったら…
きっと飛び跳ねて喜んでいたことだと思います。

陰ながら素敵な仕事をされている人が
いるからこそ成り立っているもの…
これからもずっと続いて欲しいものですね。