ワセリンのあっと驚く使い方! 万能選手ワセリンを上手に使いこなそう

ワセリンは保湿アイテムとして、
ドラッグストアやコンビニなどで手軽に購入できるので、
日ごろから使っている人が多いですよね。

今回は、ワセリンって何なのか、
そして、いろいろな使い方について、ご紹介します。

ワセリンの種類と使い方をまず知ろう

ワセリンは、
石油からガソリンなどを精製する過程で、
副産物として出る「ペトロラタムゼリー」という成分を
さらに精製することでできます、

種類によって精製度が違うので、
自分の肌に合ったワセリンを選ぶことが大事です。

プチプラで美容効果もあるとされているワセリンも、
選び方を間違えてしまっては、
効果を最大限に活かすことができません。

黄色ワセリン

ドラッグストアなどで、
手軽に購入できる「ヴァセリン」は、
黄色ワセリンです。
黄色ワセリンは
ワセリンの中では1番精製度が低く、
不純物の含有量が多いのが特徴です。
色が黄色いところから、
「黄色ワセリン」と呼ばれています。

販売区分は「雑貨品」のため、
医薬品・医薬部外品には当てはまりません。
黄色ワセリンは精製度が低いからといって
危険というわけではありませんが、
少し刺激が強く感じることもあるので注意して下さいね。

白色ワセリン

ドラッグストアで購入できる白色ワセリンは、
黄色ワセリンよりも精製度が高いため、少し値段は高いです。
白色ワセリンは、「日本薬局方」と表記されているものと、
されていないものがあります。

「日本薬局方」とは、医薬品医療機器法に基づき、
厚生労働大臣が定める医薬品の規格基準書のことです。
「日本薬局方」と表記されているものは、
病院でも使用されており、処方箋としても出されています。
販売区分は、「日本薬局方」と表記されているものは
「医薬品(第3類医薬品)」、
それ以外は「化粧用油」とされています。

敏感肌・アトピー性皮膚炎の人も使うことができます。
赤ちゃんに使う場合、
普通の白ワセリンを使うのが不安という人は、
「ベビー用ワセリン」というのもあります。

プロペト

白色ワセリンよりもさらに精製度が高く、
不純物を取り除いたものをプロペトといいます。
プロペトも「日本薬局方」と表記されていて、
医師の処方が必要です。
しかし、最近では処方されるプロペトと、
ほぼ同じ「プロペトホーム」というものが販売されていて、
ネット通販などで購入することもできます。

プロペトは不純物が少ないので、
目の周りなどのデリケートな部分にも使えるのも特徴です。
白色ワセリンで肌が荒れるような敏感肌の人も使うことができます。
プロペトの販売区分は「医薬品(第3類医薬品)」とされています。

サンホワイト

ワセリンの中で1番不純物が少ないのが「サンホワイト」です。
精製度が高く不純物を限りなく取り除いているため、
肌が特に弱い人・超乾燥肌の人にも使用できます。
プロペトも目の周りに使うことができますが、
サンホワイトは目の際まで使えるので、
目元の乾燥が酷い人などにはオススメです。
サンホワイトの販売区分は「化粧油」で医薬品ではありませんが、
「医薬品(第3類医薬品)」のものと効果は変わりありません。

ワセリンは赤ちゃんにも使える!?
基本的な使い方

ワセリンの中でも敏感で肌荒れしやすい赤ちゃんには、
できるだけ精製度が高く不純物の少ない
白色ワセリンを使いましょう。
白色ワセリンは不純物が少なく、
赤ちゃんやアトピー肌の人にもおすすめです。

ワセリンを赤ちゃんに使用するときは、
まず皮膚を清潔にしてから塗るようにしましょう。
ワセリンは保湿効果が高いですが、
厚くぬり過ぎると皮膚呼吸ができず、
熱がこもりがちになるので、
薄く伸ばすのがポイントです。

肌にローションなどで水分を補給したうえで、
乾燥が激しい部分にワセリンを重ね塗りすると効果的ですよ。
赤ちゃんのおむつ替えのときに、
おしりに薄く伸ばしましょう。
おむつとの摩擦や排泄物による刺激からおしりを保護して、
おむつかぶれを予防します。

赤ちゃんのほっぺや唇はカサカサに乾燥しやすいです。
指にワセリンの少量を取って、こまめに塗ってください。
特にお風呂上がりは乾燥しやすいので、塗ってあげましょうね。
口周りにワセリンを塗ると、
よだれによるかぶれの予防にも効果的です。

注意しておきたいのは、
ワセリンは薬ではなく抗炎症作用はないので、
治療向きの保湿剤とはいえません。
水分の蒸発を防ぎ、皮膚表面を保護する役割なので、
アトピー性皮膚炎による湿疹には逆効果になることがあります。
アトピーの治療や乳児湿疹がひどいときは、医師に相談しましょう。

ワセリンは髪のケアにも!?
美容にも大活躍の使い方

ワセリンは上手に使うと美容効果も期待できます。

リップクリーム
唇の乾燥を防ぐためにリップクリームを使っている人がいますが、
ワセリンは、リップクリームの代わりになります。
唇に付ける時は、指で少量付けて伸ばすようにしましょう。
あまりたっぷりと塗るとベタベタになってしまうので注意です。

唇パック
唇の角質を柔らかくするために、
蒸しタオルを5分ぐらい口元にのせ、
ワセリンを指につけて唇をくるくるとマッサージします。
ワセリンが付いた状態で唇にラップをつけて密閉し、
その上から再度蒸しタオルを5分のせてラップを外します。
ワセリンは手軽なうえ効果もあるので、オススメです。

髪の毛に塗る
髪の毛の先など傷んでいる部分や、
髪の乾燥が気になる部分のケアにワセリンを使うことができます。
米粒くらいのワセリンを手のひら全体にのばし、
それを髪の毛の気になる部分につけるだけです。
たっぷりと付けるとベタベタしてしまうので、
量はしっかり守るようにしましょうね。

メイク落とし
ワセリンは、メイク落としにも使うことができます。
肌に優しいので、肌荒れを起こしたりする心配もありません。
使い方は、ティースプーン1杯程度のワセリンを手のひらにのせ、
柔らくなるまで温め、柔らかくなったワセリンを顔全体に塗って、
メイクと馴染ませます。
メイクとワセリンが馴染んだら、濡れタオルで軽く拭き取り、
普通に洗顔をするだけです。
オイル系のメイク落としと同じような使い方なので、
使い方はとても簡単です。
メイク落としの後の洗顔は、洗顔フォームを使って大丈夫ですが、
その時は泡で洗顔をするようにしましょう

毛穴の黒ずみ
毛穴の黒ずみは無理に取るとぽっかり毛穴になってしまうので、
ワセリンを使って綺麗に取り除いであげましょう。
方法は、蒸しタオルを5分くらい鼻に当て、毛穴を開かせます。
タオルを取ったらすぐにワセリンを厚めに塗りそのまま寝ます。
朝、ぬるま湯でワセリンを洗い流だけなんです。
これを数日続け、早い人だと2~3日で綺麗に角栓がなくなります。
角栓は皮脂で出来ているので、油分であるワセリンをたっぷりと塗ることで、
油分同士が馴染んでつるんと落ちるんですよ。

まとめ

万能選手ワセリンを上手に使いこなす方法について、
ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
スキンケア、ヘアケア、洗顔などいろいろなものを購入したけれど、
使いきれなかったという人もいるかと思います。
そういう人にワセリンは特にオススメです。
メイクも落とせるし、保湿クリームの代わりにもなります。
髪の乾燥も予防できるので、ワセリン1つあれば全身に使うことが出来ますよ。
デリケートな赤ちゃんにも使えるのも嬉しいですよね。
ワセリンを使いこなして、お肌をケアしましょう。