毎年、冬になると決まってインフルエンザが流行りますね。
小さいお子さんや受験生を抱えているご家庭、高齢の方には特に脅威です。
1シーズンにインフルエンザにかかったのに、何度もかかかってしまうことがあります。
「シーズン入ってすぐにインフルエンザにかかったから受験は大丈夫」と安心していいのか、インフルエンザに関して調べてみました。
目次
インフルエンザに1シーズンで何度も感染するってあるの?
インフルエンザはウイルスの一種です。
ウイルスは体に免疫があると感染しないというのはご存知と思いますが、インフルエンザでもそれはあてはまります。
「じゃあ何で何度もかかるの?」ということになりますが、その理由は2つ考えられます。
①前回かかったのと違う種類のインフルエンザにかかった。
②前回かかった時に免疫が十分にできなかった。
インフルエンザの型や種類っていくつあるの?
インフルエンザに関して毎年ニュースがよく流れますが、A型やB端に加えて、香港型やロシア型、などという言葉を耳にしますよね
インフルエンザの型にはA型、B型、C型の3つがあります。
インフルエンザC型は知らない方も多いと思いますが、5歳以下の子どもがかかることが多いそうで、症状もふつうの風邪のようでインフルエンザとは気づきにくく、一度かかると抗体ができるので猛威をふるうまでには流行しにくいので、ここでは省きます。
インフルエンザは変異しやすく、多くの種類がありますが、大きな分類では以下のようになります。
A型:ソ連型、香港型
B型:山形型、ビクトリア型
そのため、少なくとも4回かかる可能性はあることになります。
毎年作られるインフルエンザの予防接種は、最も流行すると予想された分類について製造されるので、予想と違う分類のインフルエンザを防ぐことはできないという限界がありますので、予防接種をしていても安心はできません。
インフルエンザにかかっても免疫ができないことがあるの?
最近は、タミフルやリレンザといった「坑インフルエンザ薬」が開発されており、熱が出てから早期に処方されれば、熱がすぐに下がって快方に向かうという時代になりました。
ところが、このすぐに治ることが体内に免疫をつくる意味では問題がありました。あまりに早く治ってしまうので、体がウイルスと戦って免疫を作る前に戦いが終わってしまうのです。そのため、同じ分類のインフルエンザにまたかかってしまう可能性が残ります。
結局どうすればいいのか?
予防接種をしてインフルエンザにかかる可能性は低くできても完全に防げる訳ではありません。
坑インフルエンザ薬で早期に治してしまうと同じインフルエンザに何度もかかる可能性が残る、
ということになると一体どうしたらいいのでしょうか。
結局、予防接種だけでなく、以下のような一般的な風邪の予防法を取り入れて総合的に予防を図るのがいいでしょう。
・マスクをつける
・栄養のバランスの取れた食事をする
・こまめに手洗いとうがいをする
インフルエンザは風邪と違って、あっという間に38度以上の高熱がでます。
「怪しいな」と思ったら、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
検査をしてもらえば、すぐにインフルエンザかどうかは確定します。
まずは油断せずに予防を徹底して、感染の疑いがあったらすぐにお医者さんに行くようにしましょうね。